「パーマとカラーの仕組み」
毛髪のダメージの状態を知っていますか?毛髪がヘアカラーやパーマ、ドライヤーなどでダメージを受けているのは有名な話です。
当店では特に「ダメージケア」をモットーに施術させて頂いております。第1回はパーマとカラーの仕組みとダメージヘアの状態をご説明しましょう。

筆者紹介
お客様の理想を形にしたい!という思いから「ヘアー&メイクImagineer」というヘアサロンを小田急相模原にて経営しております。お客様の「理想のヘアデザイン」に近づけるため、ダメージケアを考えた施術に取り組んでおります。また、現在はサロン経営の他、資生堂プロフェッショナル株式会社の開発アドバイザーやセミナー講師としても活動しています。
イマジニア代表 木下
カラーの行程と髪への影響 パーマの行程と髪への影響
カラー ヘアー断面イメージ
1. キューティクルの隙間から染料とアルカリ剤が浸透。内部は2剤のH2O2によりメラニン色素が分解される。


カラー ヘアー断面イメージ
2. 内部に入った染料が重合し、大きな分子となり発色


カラー ヘアー断面イメージ
3. 水洗アルカリ除去により毛髪のPHが下がり、キューティクルは閉じ染料が内部にとどまる。

パーマ ヘアー断面イメージ
1. キューティクルの隙間からパーマ1剤が浸透。


パーマ ヘアー断面イメージ
2. 還元剤によりシスチン結合が切断される。ワインディングにより形状が保たれた状態で、毛髪にウェーブができる。


パーマ ヘアー断面イメージ
3. パーマ2剤の酸化剤によりシスチン結合が再結合。ウェーブが固定される。

カラー、パーマ施術によりダメージが深刻になると同時に、カラーの褪色が早くなる・パーマのウェーブダウンが早くなるなど、思い通りの施術ができなくなることがあります。一度傷んでしまった髪は簡単には元に戻りません。イマジニアではご自宅でできるヘアケアシリーズをおススメしております。

Home Care
継続してホームケアすることで、なりたかった質感の維持効果も期待できます。サロンでの仕上がりが持続するだけでなく、ダメージケアと理想の質感で必ず納得頂けます。
1. Shampoo
シャンプーデザインキープ
100ml

シルクプロテインを原料とした活性剤配合。毛髪本来の水分量を保ちます。カラー剤の色あせを防ぎ、手触りの良い仕上がりです。
Shampoo 写真


髪の摩擦を防ぐため良くあわ立てて洗い、しっかりすすいでください。
施術イメージ



3. Treatment
キューティクルインデューサー
100g

荒れたキューティクルを接着させる働きを持ち、毛髪内部に補給した成分を閉じ込めるキューティクルCMC成分の役割を持つ。
Treatment 写真


サプリメント使用後、洗い流さずに10gを髪になじませ、洗い流します。
施術イメージ


2. Supplement
SL-H 50ml
アミノガムがキューティクルの間や表面に吸着。滑らかさとサラサラ感を与えます。ダメージが激しいときは、毛皮質まで浸透します。
Supplement 写真


ML-H 50ml
アミノ変性シリコンが毛髪と強く結びつき、皮膜効果によるツヤやしっとり感が持続します。べたつかず、適度な保湿感を与えます。
Supplement 写真


VR-H 50ml
天然ケラチン分子量に近く、毛髪のダメージホールを面で保護。髪にハリ、弾力感を与えます。
Supplement 写真


シャンプー後、タオルドライして、5mlを傷んでいる毛先を中心に揉み込み、しばらく放置して下さい。
施術イメージ





ミクロレベルでわかるヘアダメージ
写真1
キューティクルに覆われている健康な毛髪(写真1)もカラーリングやパーマの繰り返しによってダメージが進行していきます。初めはキューティクルの所々に損傷を生じ、部分的な欠損が起こります(写真2)。さらに段階が進むとキューティクルがめくれ上がり(写真3)、ついには剥げ落ちてしまいます(写真4)。お客様が望むヘアデザインを完成するためにも現在の髪の状態を把握しておきましょう。

写真2
写真3
写真4


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